山声人語 vol.7
▽Amazonでは買えない本がある。その本は絶版や売り切れなんかではなく、東京の西国分寺にある不思議なカフェ「クルミドコーヒー」だけで売っている。カフェから生まれた出版社が手がけたその本の名は『りんどう珈琲』。内容もさることながら、装丁がシンプルでとても美しく、上下セットで...
山声人語 vol.6
▽何も考えずぼーっとしてる時間、そんな贅沢な時間を僕らはどれくらい持っているだろうか。通勤途中の電車を見渡すと、皆何かをしている。携帯を見たり、本や新聞を読んだり(寝ている人もいるな?)。今やTVや広告、携帯などどこにでも情報が溢れていて、意識しないと何もしないというのは案...
山声人語 vol.5
▽山に登っていて、ふと考えることがある。時代ごとに街の風景は変わっても、ここから見えるこの景色は、変わらず誰かが見てきたものなのかな、と。江戸時代も平安時代ももしかすると、文字も持たない時代から。そして、この山で見たであろう満開のシャクナゲや、夕陽に染まる秋の山肌、光を返す...