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山声人語 vol.9

▽「感謝」をするのはどんな時ですか?人に何かをしてもらったときや助けてもらったとき。美しい景色を見たとき。人はさまざまな場面で何かに支えられて、生きています。そのことに気付くことができると幸せだと思います。

▽皆知っている通り、槍ヶ岳は北アルプスのシンボルであり、多くの登山者の憧れです。槍ヶ岳に登っているとき、さまざまな感謝の気持ちが沸いてきました。 曇り空に太陽の光が差したとき。小さなお花がキレイに咲いているとき。オオニワトコに赤い実が付いているのを見つけたとき。流れている雪解け水を飲み、疲れている体が回復したとき。体を動かした後に飲むビールはいつもの何倍も美味しいこと。同じ目的を持つ仲間と一緒に歩くことができること。

▽ずっと憧れていた山頂立ったとき、初めて見る美しい景色に感動しました。そして、自分の足でたどり着いたことに幸せを感じました。 思えば、私の祖母は若い頃、山登りが好きで、老後の趣味は散歩でした。子供のころ一緒に歩いて出掛けたことを覚えています。でも、年を取り、病気になり、今では以前のように元気に歩くことができません。

▽身近過ぎてみえていませんでしたが、「歩くこと」ができるのは、当たり前ではなく感謝すべきことだと気が付きました。 長い道のりを歩くからこそ、気が付くことや見ることのできる景色があります。自分の足で「歩くこと」ができる幸せに感謝をしたいです。


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